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 2008年01月 

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こんばんは、れんです。いろいろお知らせ〜。

えーと、まずは『seek #16』をあちこち修正しました。
話の筋は変わっていませんし、大改造ってわけではないので
既にお読みくださった方はあまりお気になさらず〜。
改めて眺めてみて、どうしても耐えられなかったところに手を入れてます。
(他のは大丈夫なのかというツッコミはノーサンキューの方向で……)

それと、普段あまりメッセージを発信しないサイトなので、
こんな時に日ごろのお礼など。
『seek』連載直後からアクセスいただく数が凄い勢いで増えてます。
特にびっくりしたのがブックマークしてくださる方の数。
日に20人以上がお気に入りから飛んできてくださっているようで、
もったいないやら嬉しいやら……画面に向かって拝んでおります。
本当に、いつもどうもありがとうございます!!

また、「BL小説バナー」のクリック数も随分増えました。
その回の内容によってもクリック数は違うので、
来てくださる方のお好みが分かって結構面白いんですよ(^-^)
数にこだわるつもりはありませんが、確実に励みになってます。
これからも、気に入っていただけたらひとつよろしくです!

ではでは、いつものとおり日付変更線を超えたら更新ですので、
また遊びに来てくださいませ♪

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seek #16 

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 静かに戦いの火蓋が切って落とされた現場。
 こちらに飛び火する前に踵を返した一夏が一心不乱に人並みを掻き分けていた、その時。
「わっ」
 ドン、弾みで誰かの胸に抱き込まれる。お偉いサンだったらどうしよう、と恐々視線を向けた先───
「……あ、編集長」
「の、時塔です。覚えててくれたんだ?」
 見覚えのある顔が微笑を浮かべていた。
「あの、すいません。俺注意してなくて……」
「大丈夫大丈夫、そーんなヤワじゃありません」
 そう言ってガッツポーズをしてみせる。
 こうしてみると、同じ編集者ながら氷堂とはえらい違いだ。ふたりが古い付き合いということは担当から聞いていたが、彼曰く、氷堂が理論派なら時塔は直感派。"危ない橋は壊れる前に走って渡る" が座右の銘というのだから、その思考は一貫している。そして何より編集長という立場に似つかわしからぬこのノリのよさが、初めて会う者を戸惑わせ、またすぐに打ち解けさせた。
「それよりさ、今のスピーチ、どうだった?」
「……え」
 しまった。スピーチやってたのか。
 数分前までは聞く気満々だったのに、バトル勃発のせいでまんまとシカトこいてしまった。
「聞いてなかったんだ〜〜。ひどいな〜〜」
「すすすすいません」
 ひたすら恐縮しまくる新人を前に、ふと、編集長の悪い癖が発動。かわいいものに目がない博愛主義者は、時として "かわいいもの" の定義に同性を含めたりもする。
「じゃあ、お詫びに何かいいコトしてもらおっかな。幸いヤツもいないし」
「氷堂さんならあっちで……」
「お、ホントだ。一緒にいるの琉河センセじゃん。……なに、またやり合ってんの?」
 自分の視力が正しければ、ふたりは満面の笑みで牽制し合っているようにしか見えないわけだが、この口調から察するにあれは日常風景の一部らしい。
「仲良いんですか?」
「その逆。お互い好みが似てるからね〜。いっつも取り合いになるんだよ」
「はぁ…」
 新人の溜息などどこ吹く風、時塔は、更に衆知の事実とばかりに爆弾発言を連発した。
「琉河センセ、彼氏いるのにね?」
「へ!?」
 今 "彼氏"って言いましたか、"彼氏"って。
「あの人のこと知ってる?」
「挨拶ぐらいで……」
「そうなんだ。あの人、ゲイだから」
「ゲ、ゲイ!?」
「ちなみにオタクです」
「ゲイの上にオタク!!?」
「彼氏はかわいいです」
「そうですか……」
 もう何が何だか分からない。
「彼氏は一夏ちゃんに似ています」
「おおお俺!?」
「かわいいもの好きなんだよね〜〜。俺もだけど」
「編集長もゲイ!?????」
 どうなってんだよこの会社!
「俺? 俺は違うよー。かわいいものは好きだけど」
「よかった……」
「今のは愛の告白だよ?」
「へ?」
 思わずポカンと開いた口、気持ちいい爆笑が響き渡った。
「あっはっは! 一夏ちゃんって超かわいい〜〜〜!」
 もう誰でもいいから俺を助けて……。
 再びベソを掻き出した頃、背後から肩を引き寄せられた。
「コラ時塔。俺の先生を苛めるんじゃない」
「氷堂さん!」
「まったくすみませんね、目を離した隙に……」
 こういう時だけ頼りになると言ったら小一時間は説教されそうだけれど、とにかく蟻地獄から救われた気分だ。担当万歳。
「氷堂だけズルイじゃん。独占禁止〜〜」
「うるさい。俺が手取り腰取り開発するんだ。邪魔するな」
 今この人サラッと凄いこと言いましたけど!?
「男の嫉妬は醜いよな〜」
「向こうに行け。ホラ、司会が呼んでるぞ」
 そうして体よく邪魔者を排した担当は、改めて一夏に向き直った。
「何かされませんでしたか。無理矢理手を握られるとか、腰を抱かれるとか」
「どういう心配の仕方してんの! そんなことすんの、氷堂さんくらいだよ」
「そうですか。それはよかった」
 眩しいくらいの満面の笑み。
 一体この人達の日常ってどうなってるんだろう、と遠い目をしつつ、差し出されたグラスに誤魔化され、ペースに嵌る。
 パーティは佳境へと入っていった。

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ヤバイ、絡みが薄いのに編集長がやたら楽しい……(笑)
とはいえギャグモード全開はここまで。次回からはちょいシリアスです。

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seek #17 に続く